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ハブ(リピータ)の役割
ハブは100BASE-TXや10BASE-Tで使用する機器をツイストぺアケーブルを使って接続する集線装置です。100BASE-TXハブは100BASE-TX機器、10BASE-Tハブは10BASE-T機器のみ接続可能です。

ハブはデータを中継する機能を持っており、データを送信するネットワーク機器は回線の状態を調べて、回線が空いている時にデータ通信をはじめます。送信されたパケットはすべてのポートに中継され、送られた機器はパケットが自分宛のものならば受け取り、違う場合はパケットを破棄します。したがって1つの通信が終了するまで、ハブに接続されたその他の機器は通信することができません。またスイッチと違い、半二重通信のみ可能です。
コリジョン
もし、複数の機器が同時に通信を開始した場合は信号同士が衝突し、そのパケットは破壊されます。この時ハブはすべてのポートに対しコリジョン(衝突)信号を送信し、これを受け取った機器は一旦データ送信を停止、その後ランダムな時間をおいて送信を再開します。破壊されたパケットは再送されます。
※このようにハブは1つの帯域(100Mbpsまたは10Mbps)をすべてのポートで共有します。したがって接続する機器の台数が多くなればなるほどデータ量(トラフィック量)も多くなり、コリジョン発生の確率も高くなるため、通信が滞ってしまいます。このようなケースでは、スイッチをお勧めします。
接続距離
(1)10BASE-Tの場合
ハブ間のカスケード接続、ハブと機器間の接続ともに最長100mまでという距離制限があります。カスケード接続制限(4段まで)を含めると最大経路長は500mとなります。
(2)100BASE-TXの場合
機器間は最長100mまでの距離制限があります。カスケード接続(2段)の場合は、最大経路長は205mになります。
マグネット
オフィスでも家庭でも、以外に悩むのがハブの置き場所です。
プラネックスの10BASE-Tハブやスイッチングハブには、底面にマグネットが装備されているものがあります。
マグネット装備ならスチール製の机などに自由に貼り付けることができるため、置き場所を選びません。
電源タップ接続用延長コード(ショートコード)
通常販売されているハブなどに付属しているACアダプタを、電源タップやコンセントに差し込むと他のコンセントまで使えなくなる場合があります(ACアダプタの大きさによる)。
プラネックスのACアダプタ付属製品にはショートコードが付属しており、他のコンセントへの干渉を防ぎます。
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